なみのそば

日々のよきことを集めて世界を美しく生きたい

欲望があるから世界が愛しくなる

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仏教の教えでは

世の中のあらゆる悩みは執着心によるもの、と言います。

それは深い悩みがあるときには、たいへんなぐさめになります。

 

けれど捉え方を誤ると、

世の中のあらゆることに関心を失ってしまうことになります。

 

 

物なんて欲しくない、食にも興味がない、すべて無意味。

 

 

ある時、私は苦痛を忘れるのとひきかえに、

自分の身のまわりを 無味乾燥でつまらない世界にしてしまい

生きる営みに関心が持てなくなってしまいました。

喜びもわからなくなってしまいました。 

 

 

そんな世界に疲れ果てた私は

少し身の回りの「物」に興味を持ってみることにしました。

ヌメ革の手帳、つけると気持ちが踊るルージュ、きれいな絵はがき。

 

暮らしに彩りが添えらえれて

せわしい生活にメリハリを感じられるようになりました。

 

 

 

少し前に、ツイッターのタイムラインで

お金があったらミニマルやシンプルな生活を続けますか

という質問を目にしました。

自分なら、Yesだな、と思います。

闇雲にあれこれ欲しいとも思わないし

物には力があるので、たくさんの物にかこまれるのはきっと気力体力が持ちません。

けれど、好ましい物は、日々を明るくしてくれる力もくれます。

 

物にも事柄にも

執着しない、依存したくないし、とらわれたくはない。

けれど、

この物質生活で、この消費社会の世の中に生まれたのですから、

せっかくですからその世界を

否定もせず

わかっていて、

あえて 乗ってみる、というか…。

 

 

 

 欲がある、欲深い、という言葉は悪いイメージに使われがち。

物欲も、あらゆる欲も、盲信し固執し依存しすぎると、毒になる。

けれど、欲があるから、この世界に触れたくなる。

世界が愛しくなる。

 

「なくても楽しく生きられるよ。けれどあったらますます嬉しい!

 

そんなバランスでの

欲との距離感を置いた付き合いができたら、理想です。